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よわいエンジニアのブログ

いつからこうなった

 Voicyで堤修一さんのエンジニアと人生というタイトルのチャンネルを聞いてみた。ゲストは個人アプリ開発者のうめのん氏。うめのん氏のブログはこちら。堤さんのブログはこちら

voicy.jp

 お二人とも特定の会社には属さずに(堤さんはアメリカの会社に一応籍は置いているみたいだが)、フリーで活動されているアプリ開発エンジニアだ。会社に属して平凡な毎日を送っている私からすると、羨ましいような生き方をされているという印象を受けた。羨ましいというのは、会社に縛られずに気楽に生きていけていいな〜とかいうことではなくて、アプリ開発という仕事を心から楽しんでいると聞いてて思ったからだ。堤さんなんかは、カンファレンスとかで海外に行っても、仕事の優先順位がかなり高くて、自由時間があったとしても観光に行きたいとも思わないそうだ。自分の寿命があと3年しかないと仮定した場合に、人のために今自分にできることは何かと考えたときに、それはやっぱりエンジニアとしてソフトウェアで世の中を少しでも変えていくことでしょ、という思考からそうなるらしい。人格者すぎる。そして実際に素晴らしいOSSも公開してるからすごすぎる。尊敬しかないです。

 他に印象に残ったのは、うめのん氏が1日で3時間しか仕事をしないということ。短時間で時間を区切ってやることで集中力が増して、作業効率が良くなるそうだ。そういえば茂木先生もフロー状態に入るには時間を区切ってやるのがいいってTwitterで言っていたような気がする。うめのん氏のこの方法は村上春樹のマネだそうで、村上春樹も朝6時間だけ執筆して昼は走って、みたいなルーティンらしくて、それを自分でも試しにやってみたそう。ただうめのん氏は6時間だと長すぎてだれてしまう時間できてしまったので、3時間にしたらめちゃくちゃ集中できたから3時間にしたと言ってた。うめのん氏のこの人のいいところを取り入れて、自分流にアレンジするという能力。そしてそれを継続する力。私も見習いたい。やっぱり出来る人というのは、自分流というのを持っている。

 このチャンネル、エンジニアが聞いたら面白いと思う。他人の仕事の仕方とか考え方とか生き方を聞くのは面白い。自分のスキルを磨いてきて腕一本で食っていっているような凄腕エンジニアの話だから少し自分の卑小さが惨めになって若干凹んだりもするけど、それもある種の刺激になって良い。エンジニアの皆さんは聞いてみては?

うめのん氏のアプリはこちら。